結論から言うと、譜読みは弾きたい曲で練習するのがいちばん続きます。読む動機が曲のほうから来るからです。GrandScoreは、カタログの曲も自分で取り込んだ楽譜も、同じように譜読みモードで開けます。
弾きたい曲で練習する
エリーゼのために、月の光、ジムノペディ、カノン、ノクターン——ライブラリに並ぶ曲を、そのまま譜読みモードで開けます。練習用に用意された譜例ではなく、これから弾く曲の楽譜を読みます。 曲を開くと、譜面の下に鍵盤が並びます。次に鳴らす音の鍵盤が音名つきで示され、その鍵盤を押すと進みます。読みが違えば進まないので、答え合わせをしながら曲を進められます。
カノン(パッヘルベル)で譜読みを試す →手持ちの楽譜も練習に使える
いま練習している曲が手元の楽譜にあるなら、それを取り込んで譜読みできます。楽譜の写真をHanon AIに読み取らせるか、MusicXMLを取り込むと、自分の曲としてライブラリに並び、同じ譜読みモードが使えます。 レッスンで渡された曲、発表会の曲、昔から弾きたかった曲——譜読みの練習相手をこちらで決められます。 写真からの取り込みはログイン不要で1回無料、2回目からはプレミアム(月15回)です。MusicXMLの取り込みはプレミアムの機能です。
楽譜読み取りAI(Hanon AI) →譜読みが遅いのは、読む力ではなく変換の手間
音符を見てから指が動くまでに、頭の中では3つの作業が起きています。五線上の位置を数える、音名を思い出す、88鍵の中からその位置を探す——この3段階が1音ごとに繰り返されます。 速い人はこの3段階を1段階に縮めています。音符の形をそのまま鍵盤の位置として覚えているので、音名を経由しません。差は読む才能ではなく、変換がまだ自動化されていないことです。自動化に必要なのは長時間の集中ではなく、同じ変換を何度も繰り返すことです。
好きな曲だと、その繰り返しが続く
変換を自動化するには回数が要ります。回数は、続けた人にしか貯まりません。ここで曲選びが効いてきます。 練習用の譜例は、読み終えても手元に何も残りません。弾きたい曲なら、読んだぶんだけ曲が進み、次の行を読む理由が曲そのものから出てきます。譜読みが目的ではなく、曲を弾くための通り道になります。
譜読みを速くするコツ
曲を決めたら、読み方に順番があります。
- 短い区間に区切る。曲を頭から通さず、区切った範囲を読み切ってから次へ進みます。読み直しの回数が増え、変換が定着します。
- 片手ずつ読む。右手と左手を同時に追うと、ト音記号とヘ音記号の切り替えが加わって負荷が倍になります。
- 音名ではなく音程で読む。「ド・ミ・ソ」と1音ずつ名前を言うより、「3度上、さらに3度上」と間隔で捉えるほうが速く読めます。五線を1本飛ばしなら3度、隣なら2度です。
- 小節の頭を目印にする。途中で迷っても、小節の頭から復帰できます。
- 毎日短く繰り返す。週に1回90分より、毎日10分のほうが変換は定着します。
5つとも「1回あたりの量を減らして、回数を増やす」方向に働きます。譜読みは体力ではなく反復の問題です。
譜読みと初見演奏は別の技術
譜読みは、初めての楽譜を時間をかけて解読し、弾ける状態まで持っていく作業です。初見演奏は、初めての楽譜をその場のテンポで通す技術です。必要な速度が違います。 順番は譜読みが先です。音符から鍵盤への変換が自動化されると、初見に必要な「先を見ながら弾く」余裕が生まれます。このページの練習は譜読み側、つまり土台のほうです。
弾きたい曲を1曲決めてください。譜読みはそこから始まります。
譜読みを練習するよくある質問
譜読みの練習は、どんな曲でやればいいですか?
弾きたい曲でやるのがいちばん続きます。GrandScoreではエリーゼのために、月の光、カノンなどライブラリの曲をそのまま譜読みモードで開けます。手持ちの楽譜も、写真やMusicXMLから取り込んで練習できます。
譜読みが遅いのはなぜですか?
音符を鍵盤の位置に変換する手順が、まだ自動化されていないためです。五線上の位置を数え、音名を思い出し、鍵盤を探す——この3段階が1音ごとに走っています。同じ変換を繰り返すと段階が縮まり、速くなります。
譜読みの練習は1日どれくらいすればいいですか?
10分で十分です。週1回90分より、毎日10分のほうが変換は定着します。区切って練習できるので、続きから短時間で再開できます。
無料で使える譜読み練習サイトはありますか?
あります。GrandScoreはブラウザで動き、登録なしで無料のプリインストール曲から始められます。
譜読みと初見演奏は何が違いますか?
譜読みは時間をかけて楽譜を解読し、弾ける状態にする作業です。初見演奏は初めての楽譜をその場のテンポで通す技術です。譜読みが自動化されると、初見に必要な先読みの余裕が生まれます。
楽譜がほとんど読めない状態でも使えますか?
使えます。次に鳴らす音の鍵盤と音名が譜面のすぐ下に表示されるので、音名がまだ分からなくても、音符と鍵盤の対応を1音ずつ確認しながら進められます。